Labo Iyoda Party  Newsletter

 

 

 

Thanks Lots ! ありがとうございました。

 

ラボファミリーの皆様のあたたかいご協力とご支援をいただき、40周年を迎えることができました。改めて感謝いたします。

 

3月末からの毎日曜日の合同パーティには、春休みや連休にもかかわらず、ご家庭の皆様のご協力とご支援をいただきまして、本当にありがとうございました。

 

また、タペストリー制作、アルバム、ポトラック、新Tシャツ購入とお母様方には、多大なご協力をいただき、合わせてお礼申し上げます。

 

そして、何よりものサプライズ!ラボファミリーの皆様からのメッセージには感動しました。ありがとうございました。

 

 

 

1月末に40周年行事企画をお伝えしたことが、まるで遠い日のことのように懐かしくさえ思えています。

 

ラボっ子たちは、みんなが同じ目標で、3か月間をどの子も凝縮したラボの時間を共有し駆け抜けたと思います。今回の周年へのプロセスでも、嬉しいエピソードがたくさん生まれました。当日紹介しきれなかった分なども、少しお伝えします。

 

 

 

◆きょうはみんなでくまがりだ!

 

お話の英語を(ことば)を口ずさむ楽しさを体験できました。中高大生とのコラボで動いたことも良い機会でした。当初は小学生も一緒にしましたが、幼児親子さんに絞りました。特定の子がマイクを持つのではなく、どの子ものびのびと発表することを優先にしました。回数を重ねるたびに、ことばが強くなり元気になり、ことばとマッチングしその表現が変化していくので、大変におもしろかったです。テーマ活動の変化と重なります。発表会では、お母さんとすっかり離れて、お友だちと手をつないで嬉しそうにお話を動いていました。次世代のパワーを感じる発表でした。

 

これからのみんなの成長は、ご家庭でのお母さんとのラボの話題、お話CDの対話、聴きこみ、昨今では少なくなった異年齢のお友だちとの交流などで学ぶことは多いですから、ぜひ楽しんでがんばりましょう。

 

 

 

ピーター・パン

 

4つのお話に、しかも3か月の短期間冒険にみんなでチャレンジをして遂げたこと。観ている人に、テーマ活動っていいな!と、思えた場面の数々、一人ひとりのがんばりが重なり、何度も胸が熱くなりました。

 

テューターとして、みんなの成長が嬉しかったです。発表が終わった時のみんなの笑顔がキラキラと輝いてとってもすてきでした。

 

一人ひとりが、まるでネバーランドに生きているロストボーイたちそのものでした。物語の登場人物そのものでした。イブニングスタ―はみんなを見守っている語りでした。どの子も生き生きとして、まさに登場人物そのもの!気持ちがこもったことばで表現できたと思います。まるで会場がネバーランドでした。客席の皆様が自分の心のネバーランドにも戻れたのではないでしょうか。後日談ですが、ラボの家族の方から聞いたエピソード、発表が終わって外に出た時に、別世界に行っていたような気がして、しばらくしてから現実に気づいたとのことのお話を聞きました。嬉しいつぶやきですね。がんばりました! Hug

 

 

 

201511月の支部発表会に「雪渡り」を発表し、狐小学校の生徒になり一人ひとりが、みんな違った自分の狐を表現しました。責任を持ちテーマ活動の楽しさを表現しました。2016年の夏から12月まで、「夏の夜の夢」を取組み、2回発表、外部の方に見ていただきました。学校の先生方から好評をいただきました。おとなでも難しいと言われるシェイクスピア作品ですが、異年齢のテーマ活動だからこそ取り組めたこと、そしてシェイクスピアの流れるような小気味よい英語をたっぷりと楽しく取り組みました。英語のリズムでことばを言う楽しさを味わったと思います。《英語を言えること》が嬉しい喜びになり、《責任を持って自己表現すること》が、個々の達成感につながったと思います。

 

今回の周年には、同じ期間で4つの物語に取り組むという目標を持ちました。本来なら同じ期間をかけて1つのお話を取り組みますが、今回、4つのお話に取り組む大冒険ですから、物理的にも無理な負担をかけたかもしれません。

 

教育には子どもはJumpし、伸びていくことが不可欠と佐藤学先生が言われています。「雪渡り」から「夏の夜の夢」と、積み重ねてきたみんなだから、この冒険をなしとげられると思いました。まさにその通りでした。やりきった体験は、ひとりひとりに「力」をプレゼントしてくれたと思います。これは先輩の栗崎先生が言われる、「世界への窓」につながる、子どもの「底力」になるのではと思います。

 

 

 

◆今回の構成

 

今回、ロストボーイには元気な小学生年代が、海賊とイブニングスタ―には中高大生が担当しました。回数を重ねていくうちに、その構成は変わっていきました。テーマ活動は発表の寸前までコロコロと変わっていくものです。同じことを何度も繰り返し練習する「練習」ではなく、あくまでも「合同パーティ」活動です。聴きこみが深まるほどことばに敏感になり、生きたことばとして気持ちが加わる表現に変化していきます。個人の思いをみんなと共有し、それが伝えたいことになり、ことばと表現が一致してテーマ活動になります。テーマ活動は生きています。小道具も大道具に助けられる演劇より難しいかもしれません。

 

テーマ活動の表現をより理解してもらうために、発表の前に観点(みどころ)と、昨年はアテネの森の「木」、今回はネバーランドのまわりの海の「波」で表現を説明しました。このプレゼンが表現を解かりやすくなり良かったという感想もいただきました。

 

一話:金曜日Gがメイン、土曜日G、中高大生G (全員)

 

二話:中高大生と小学生

 

三話:土曜日Gがメイン、中高大生

 

四話:小学高学年の希望者、中高大生、小学生(全員)

 

 

 

中高大生グループを週2回にし、1話から4話までの全話を取り組みました。2月の大学生が不在になり、4~5人だけの苦しい時もありました。

 

今回の発表までのプロセスで、どのグループにも関わり、みんなを引っ張り、中高大生につないできた、けいご君(Hook役)のがんばりに、拍手を贈ります。受験を終えた仲間が戻った時の嬉しそうな笑顔はすてきでした。

 

4月、中学生は6人、高校生4人、大学生1人の11人が新1年生になり実行委員に加わり、リーダー世代としての関わりを学ぶ良い機会になりました。仲間の存在と個々の責任を学んだ機会でした。

 

 

 

小学生のみんなも、先輩のラボのテーマ活動への姿勢を見て学ぶことが多かったにちがいありません。お母さんが、テーマ活動から先輩から「ラボっ子の佇まい」が脈々と受け継がれてきているような気がしますと言われました。ラボいよだパーティのバトンはつながれてきたのではと思います。

 

 

 

お母様方による Inch by Inch

 

音楽のリズムにあわせて長さを測るInch Wormが本当はとてもちいさくて自分より大きなものと対峙した時、怖いはずなのに、測るたびにだんだん自信を持ってInchではなく大きくなっていくように思えました。観ていて一緒に両手を動かしたくなった人もいたと思います。

 

皆さんとのテーマ活動体験は、きっとお子さんやラボっ子たちの気持ちを追体験していただけたのでは…と思います。

 

みんなが同じ気持ちで本当に一生懸命楽しめました。

 

次のハードルをめざして、また大きくなろう!君の背中がバトンです。

 

 

 

          保護者の皆様、

 

「ことばが子どもの未来をつくる」 を目標に、

 

ラボ教育で、いろんな力を育める手助けをできるように

 

ひとりひとりに心を寄せていきます。

 

今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

 

 

お知らせ

 

1.夏の合宿日程が決まりました!

 

日程:826日(土)、27日(日)

 

場所:小牧市青年の家(小牧山のふもと)

 

2、サマーキャンプ全員が希望のキャンプに参加できます!

 

3、お母さんの会521日(日)①10:00~11;30 ②15:00~16:30

 

 

 

423日 国際交流のつどいでの講演より

 

   …参加出来なかった皆様のために特別に寄せていただきました。

 

 早稲田大学政経学部

 

 栗崎周平 準教授 (伊与田パーティOB

 

 

 

講演のタイトル 《ラボは僕にとっては世界への「窓」だった》

 

ラボで養う力: 英語力と社会力

 

 

 

自己紹介を兼ねて、これまでの歩み

 

(今ここまでどうやって辿り着いたのか)

 

ラボ歴:小学校3年~高校3年。

 

・中学2年生でオハイオ州で、一か月間のホームステイ: 

 

物凄く典型的な豊かなアメリカ社会。楽しい生活をしてやらなければ行けないこととか、規則とかルールとか。けど、夏休みだったからか、思う存分遊んでいた。だから今思えば勘違いだったんだけど、人生を楽しんで暮らすってことへの思いを持つようになった。「ことばの宇宙」でいろいろ掲載されたラボっ子のホームステイ報告でのスナップ写真で見た風景に出会えて、物凄く感激した。トムソーヤの物語とオハイオでひと夏を過ごしている自分を重ね合わせていました。

 

・高校2年夏から3年夏までジョージア州で1年間留学。

 

1998年に日本の大学を卒業した後アメリカの大学院に留学。

 

2002年にUCLAの修士号,2007UCLAの博士号を取得。

 

20056年ハーバード大学ジョンオーリン戦略研究所のFellow

 

200613年テキサスA&M大学政治学部助教授。

 

2013年から早稲田大学政治経済学部准教授。

 

 

 

英語力

 

●ラボ・ライブラリーを何度も聞いたり、テーマ活動に参加したりして憶えた文章やセリフや発音などは、それ自体が、英語の勉強ではないためそれをもって英語の勉強が出来るようになるとは言わないが、ラボっ子が後になって英語を勉強したり、英語の会話力を高めたりするに当たって役に立つ。

 

どいうことかというと、英語脳をつくる。変な英語を話していて変だと分からない人が多い。これは大学教員として学生の英語の書く英語や話す英語を見ていても非常に顕著。

 

●もう一つは、筋肉トレーニングと脳トレーニング:英語筋肉と英語脳。

 

大学院に行ってから英語を外国語として学んだ。英語を学ぶというよりも、外国語として学ぶ。

 

耳というか脳が音を捉えられるように少しはなるんじゃないかな。言語学者じゃないのでその点は分かりませんが。感覚でいうと、英語についての絶対音感。説明は出来ないけれども、自然な英語と、そうでないものが分かるようになることは大きい。

 

●あと、発音。これは筋肉とトレーニングの問題。

 

そういう、これは素地になって、将来集中的に英語の運用能力を高めるトレーニングをするときにアクティベートされる(証拠はないけどね。)

 

 

 

社会力:マイノリティー力

 

●ラボの活動、キャンプとか国際交流というのは、みんながマイノリティー活動。

 

「ラボ・キャンプでは同じパーティから参加してもみんなばらばらにロッジに入るので,誰もがマイノリティーの立場を経験できる」その時に己を知る。

 

・異質なものをリスペクトする

 

Agree to disagree

 

・社会生活のいろいろな場面で、マイノリティー力というのは必要だと思う。

 

・寛容であるためには、Empathy共感する力が必要。

 

・共感力を生む一つのトレーニングがマイノリティーになること。

 

 

 

*社会力:「正解」力とは、世界を創る力

 

●テーマ活動では「正解がない」ことと「自分で考えさせる」の二つ。

 

物語や登場人物の解釈に正解がないのがラボの特徴

 

模範解答を出さない: 模範解答を常に提示する模範解答

 

 

 

 

 

 

 

 

 

●3つの約束(ラボっ子)

 

Break the rule

 

 = 常識を疑え=思い込みは捨てる = 正解は作るもの。

 

例えば友達の大切なペットが怪我をした。その時、何が「やさしい」のか、それは国によって、文化によって違う。それは日本の中だった、名古屋の中だって違う。客観的に絶対に正しい「やさしさ」はないけど、それはあなたが作る「やさしさ」それが、あなたとあなたのお友達にとって正しい優しさ。

 

これから国際交流に出かけていろいろな体験をするでしょう。その中で、これまで皆さんが信じて来た常識が違うかもしれない

 

Discover yourself

 

= 自分が好きなものを見つけろ、be honest to yourself

 

Work hard  

 

= 好きなことを一生懸命やる、その先に大きな風景が見える。誠実に。失敗しても。やりたくないことはやらなくて良い。やりたいことを見つけて、とことんやる。

 

 

 

3つの約束(おとな)

 

Break the rule

 

= 自分の成功体験は忘れろ=子供がやりたいようにやらせろ

 

Discover yourself

 

= Let your children discover themselves 教え過ぎない

 

Work hard

 

 = 好きなことを一生懸命やる、パトロンであり、スポンサーであり、チアリーダーであり、ファシリテーターであり、コーディネーターであり。